図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常―      133  
     
   手前味噌ですが・・・  
     
   朝夕が、めっきり涼しいを越して寒さすら感じるようになってきましたが、皆さま体調管理は十分でしょうか。 栗盛記念図書館では、先週5日間の休館日をいただき 蔵書点検が行われました。前回のコラムで紹介いたしましたが、栗盛にある15万点弱の蔵書がきちんとあるかどうかの点検と書架(本棚)の整理・掃除を行いました。じつは蔵書点検はこの期間だけのものではないのです。9月に入ると、花矢、比内、田代の各図書館の点検を人海戦術で臨時休館をせずに終わらせました。栗盛でも閉架書庫という職員以外立ち入り禁止の場所にある蔵書については、ちょっとした時間を活用して少しずつ進めてきました、ここでも“チームくりもり”が活躍します。


✿各機関との連携

 蔵書点検が終わって、皆さんいかがでしょうか。蔵書(本)の配置が少し変わったのにお気づきでしょうか。遠慮がちではありますが「医療コーナー」の表示もできました。市立総合病院からのパンフレットに加え、国立がんセンターからの資料も増えました。あまり活用したくはないものですが、心配なときにはお持ちください。併せて闘病記のような読み物も近くへ移動しております。 医療関係の本よりは、読み物から力をもらえるということもあると思いますので、配置が変わりましたが、万一の時の参考にしていただけたらと思います。欲しい情報がありましたらカウンターに一声かけてみてください。

✿なぜ、図書館で事業を?

 図書館ではいろいろな事業を実施しています。これも以前書かせていただきましたが図書館は静謐であるべきかにかかわってきますが、いかがでしょう。基本はそうでしょうが、どなたにでも来て欲しいと図書館では考えています。そのためににぎやかスペースとして多目的室、ラウンジができました。「どなたでも」というのは、0才の赤ちゃんから人生の大先輩の方まで、そして健常者のみならず障がいのある方にも図書館を利用して欲しいと考えています。 そこで様々な事業を行うのは、今までいらしたことのない方にも足を運んで欲しいからです。そのために、世の中の全ての事柄を網羅している図書館ですから「何でもあり」で、いろいろな事業を実施しているのです。 事業を計画するのは図書館員です。私のように頭の固くなった者よりよほど柔軟な発想で楽しい企画を出してくれます。反省しきり。。。 しかも、最近の図書館のポスターが変わってきたと感じていませんか?ここにも最近の図書館の変化が現れています。


✿事業告知です

 前回のコラムにもありましたが、「チリメンモンスターを探せ」はおかげさまで締め切らせていただきました。 11月9日、樹木希林さん最後の主演映画「あん」の原作者ドリアン助川さんが来館します。多彩な才能をお持ちの方ですが、午前の講演会では、なぜ「あん」を書いたのか、何を訴えたかったのかをお話しいただきながら、多分徳江さんの手紙の部分を朗読していただけると思います。午後は朗読の仕方のお話しをしていただきます。「朗読ダイエット」という本を出されていますが、これはご自身の経験から、朗読はダイエットに良いとのこと。腹式呼吸がいいみたいです。楽しい一日になると思いますので、乞うご期待!です。(保)