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図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常― |
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「にぎわいひろば ことりのさえずり」 |
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栗盛記念図書館で毎月行われている催しに「にぎわいひろば ことりのさえずり」があります。これは、障がいのある方にも図書館を利用していただくため、ラウンジでお茶とお菓子とおしゃべりを楽しみながら、いろいろな活動を通して図書館を知っていただこうというものです。
始めたのは平成30年9月、この1月で第17回を迎えました。
✿皆様の協力で
記念すべき第1回は、音楽ボランティア「ハミング・バード」さんによる演奏でした。澄んだヴォーカルとアコースティック・ギターの演奏は感動的で、ぜひ再演をとリクエストをいただいています。
音楽サークル「みかんの会」のみなさんには、ハンドベルをご披露いただき、「花は咲く」などを演奏に合わせて参加者全員で歌いました。
図書館は基本的に静かな場所であるべきですが、音楽は参加される方々の心をやわらかくし、心惹かれる事柄について目を向けるきっかけを生みだしてくれる気がします。そのきっかけが読書につながればと願います。
平成30年の12月にはキリスト教会牧師の村岡昇さんに「クリスマスのお話」をしていただきました。サンタクロースやケーキだけではないクリスマスの意味について教えていただきました。
✿そしてスタッフも
図書館スタッフによる紙芝居や絵本の読み聞かせでは、参加した方々に書架からお好きなものを持ってきていただいて、ぶっつけ本番で読むという冒険じみたこともしています。紙芝居には高齢者むけのものもあり、『愛染かつら』や『曽根崎心中』といったオトナの恋愛を扱った作品を、声色を使って情緒たっぷり読んで涙を誘ったつもりが、なぜか爆笑が起きたりします。
もちろん読み聞かせ会は、読み手が練習を重ねて演じるのが正しいやりかたです。スタッフSさんは、大型絵本『あめっこおこう』を完璧(?)に暗誦して披露し喝采を浴びました。
✿日本文化にふれて
松下村塾で「ことり茶会」と称してお抹茶を点てたのは4月。スタッフが道具も流派も持ち寄りで春の茶会を企画しました。メイン(?)のお菓子・桜餅を手づくりしたのは保坂館長でした。
9月には「小鳥句会」。五七五の俳句や川柳を作ることにチャレンジしています。 「気になる五文字」と「うかんだ七文字」、「好きな五文字」のことばを組み合わせてみましょう、と提案したところ、
新米で つくるだまこの おいしさよ
あいたいな はんりゅうスター イケメンに
おかあさん なにがあっても だいすきさ
などなど、たくさんの素敵な句が生まれました。
ほかにも、おりがみや、食品トレイを使ったスタンプ作り、クレヨンのスクラッチアート、閉架書架ツアーや郷土資料のカルタを使ったカルタ大会もしました。
✿どなたでも参加できます
まずは図書館に来ていただいて、雰囲気に慣れていただくこと、たくさんある蔵書の中から興味ある一冊を見つけていただくことが大切かなと思っています。そのためにどんなイベントを企画し、参加される方々の心の扉をノックすればよいのか、次回はどんなことをしようか、いつも考えています。
「にぎわいひろば ことりのさえずり」は、毎月第三土曜日、午前10時から12時まで、栗盛記念図書館ラウンジで開催します。茶菓を用意してありますが、会費はなく、コーヒー一杯のお気持ち代を入れていただく缶を置いています。次の開催のためにご協力をお願いいたします。
ざっくりと紹介しましたが、ひとくちに障がいのある方のための催しといっても大雑把すぎて伝わらないと思います。障がいのある方もない方も、興味のある方は栗盛記念図書館までお問い合わせください。また、「ことりのさえずり」は出入自由ですので、ちょっとだけの参加も大歓迎です。
(栗盛:昌)
✿くまさんカフェもご利用ください
2月5日(水)、16日(日)、19日(水)栗盛記念図書館にくまさんカフェがきます。読書や勉強で疲れたら、おいしいクレープやあたたかい飲み物でほっとひと息つきませんか。 多目的室側入り口にてくまさんがお待ちしております。どうぞご利用ください。
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