図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常―      143  
     
  新型コロナ、図書館では…  
     
   最近は新型コロナウイルスのニュースが出ない日がなくなってきました。秋田県内でも感染者が出たこともあってか、図書館へいらっしゃる方も減ってきたように思います。子どもの姿が見えない図書館は淋しいものがあります。休校なので街中でも見ることが少なくなってきました。いったいいつになったら落ち着いてくれるのでしょうか。
 新型コロナウイルスのおかげで、図書館での事業も3月中はすべて中止となってしまいました。そんな図書館でどんなことをしているのかご紹介します。


✿感染予防について

 新型コロナウイルスの感染予防に効果ありとされているのが、手洗いとうがい。一番は手洗いのようです。人によっては、マスクは症状がない限り効果はないという人もいますが、図書館ではカウンターにいる職員はマスクを着用しています。もちろん手洗いとうがいはいつも以上に気を付けています。
 掃除の方も、机はもちろんですが、通常よりも多い回数、ドアや手すりの除菌をしてくださっています。


✿学校が休校になって

 休校になってから、図書館では市教委の決定に従って、小中高生の長時間の滞在を禁止するという措置を取らせていただきました。これは、学習のために長時間の滞在はできないということで、本を借りることまでは禁止していません。
 ただ、日中子どもだけで本を借りに来るというのは少なく、保護者の方の休みに合わせての来館になるのでしょうか、土日は混雑しています。
 本を自分で見ながら選ぶというのが一番いいのかもしれませんが、「この本が読みたい!」と決まっているのであれば、予約をするという方法もあります。図書館のホームページで蔵書の検索ができます。どこの図書館にあって借りられているのかどうかがわかるようになっています。小中高生に限りません、予約という方法をぜひご活用ください。


✿図書館でゲーム

 「え~っ!」と思われるかもしれませんが、実は虎視眈々と狙っています。ただし、ゲーム機を使ったゲームではなく、図書館で「ボードゲームでコミュニケーション」という、全国的には流行り始めているゲームのことです。
 そこでは、ゲームをしに来た人に、図書館資料活用を促すこともしているそうです。ゲームの世界観を理解する手助けとして色々な本を薦めているといいます。ん~ん、簡単ではない。でも我が図書館にも少ないながらゲーム本はあります。さてどこに?
 でもなぜ、図書館でゲームなのでしょう。その疑問には、遊びの中でコミュニケーションがとれるという利点を強調していました。そうか一人でやるのではないし、黙って対戦するわけではないからなあ、と納得しました。
 簡単にできるのを考えていた時に、資料(本)の出だしを読み札にし、タイトルを取り札にする、というのもありました。一種のカルタですね、いつか職員と手作りをしてやってみようかと思います。乞うご期待!(ただし、これはいつになるかは未定です)


✿臨時休館します

 前にもお知らせしましたが、3月29日は市内すべての図書館が臨時休館日となります。 図書館システムの更新作業があり、翌日の休館日30日と連続して2日間、4館すべてを休館させていただきます。ご不便をおかけいたしますが、貸し出しなどの円滑な蔵書管理のためのシステム更新ですので、ご理解とご協力をお願いいたします。(保)