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図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常― |
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新しい仲間 |
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『春』は新しい出会いの季節です。いつもなら学校では新入生が入学して、在校生はクラス替えなどで新しい友達ができます。職場では新入社員が入ったり、人事異動により新しい顔ぶれで新しい年度が始まります。ですが、今年は長いお休みが終わり、学校が始まったと思ったらまた休校になったり、仕事も在宅勤務になったりと、なかなか人と会えない春となってしまいました。
オンライン授業や会議、飲み会など新しい出会いもあるようですが、やはり実際に会って話がしたいものです。
✿図書館をすっきり
緊急事態宣言による休業要請で大館市立図書館(栗盛記念・おおとり号・花矢・比内・田代)も4月25日から休館させていただいています。この長いお休み中、図書館では何をしているの?というお声にお応えして、休館中のお仕事を少し紹介します。
まずは2階にある閉架書庫の整理です。閉架書庫とは、古くなった本や新聞・雑誌等を保管している書庫です。この部屋は図書館員以外の方は入ることができません。目につかない場所のため、なかなか片づけることができなかった書庫をじっくり整理することができました。皆様にお見せすることができないのが残念ですが、書庫から本を持ってくる時間が短くなることで、お役に立てるかと思います。
1階の本棚も整理と掃除をしています。開館したときに気持ちよく本が選べるように毎日本と向き合っています。
✿新しい仲間
本年度の大館市立図書館の職員に変わりはありませんが、栗盛記念図書館に新しい本が仲間入りしました。
まずは、『布絵本』です。こちらは図書館ボランティアの皆様や事業団職員、図書館員の手作り絵本です。一針一針心をこめて縫いました。触って楽しめる絵本なのでお子様はもちろん、どなたでも楽しめます。布絵本の貸し出しはできませんので、図書館内でご利用ください。
もう一つは『わいわい文庫』です。こちらは伊藤忠記念財団が製作した視聴覚資料(マルチメディアDAISY図書)です。文字を読むことが困難な方に向けて作られました。パソコンにセットすると、自動で起動します。絵と文が表示されて、文章が読み上げられているところに色がつくので、どこを読んでいるのかわかります。文字の大きさや読む早さも選ぶことができます。
名作絵本や民話などのおはなしから、お菓子の作り方や、お相撲さんや乗り物の図鑑など500タイトル以上あります。民話は標準語版と方言版があったり、おはなしも紙芝居風があったりと工夫が凝らされています。『わいわい文庫』は貸し出しできますので、どうぞご利用ください。
✿おいしいクレープはいかがですか
図書館ではすっかりおなじみになりましたくまさんカフェ。図書館がお休みなのでなかなか会えませんが、本を借りに来た時に会えたらラッキー、です。おいしいクレープをおうちでゆっくり味わって、そのあとにじっくり本を読む。一日でも早くそんな日が来ることを願っています。
緊急事態宣言の延長により、長期間の休館となり、ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。書架の本たちも図書館員も、早く皆さんに本を読んでいただけることを待ち望んでいます。これからも大館市立図書館をよろしくお願いいたします。(くま)
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