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図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常― |
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図書館で秋を・・・ |
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きのうは二十四節季の一つ「秋分の日」そして、彼岸の中日でもあります。お墓参りをされた方も多かったのではないでしょうか。昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、秋の彼岸の頃は暑さも和らぎ秋の訪れが感じられる過ごしやすい季節になります。秋の彼岸には「おはぎ」をご先祖様にお供えしていただく習慣がありますが、これは江戸時代から始まったと言われています。「おはぎ」のあんこに使われる小豆の旬が秋で、当時貴重だった砂糖をあんこにたくさん使った贅沢品だった為、庶民にとっては特別な日や大切な人に振る舞うものとして定着したそうです。また、古来、小豆や赤い色には邪気を払う力があるとされ、「おはぎ」はご先祖様にお供えする上等な品、そして邪気を払い健康を祈願すると言う意味で彼岸の行事食となったそうです。秋の彼岸の「おはぎ」は秋に咲く萩の花、そして、春の彼岸の「ぼたもち」は春に咲く牡丹の花に由来されるそうです。コロナ禍のためお家で過ごす時間が増えた今、手作りのおはぎを作ってみませんか?図書館にはレシピ本もありますので、どうぞご利用ください。
✿秋のテーマ図書
レシピ本もそうなのですが、栗盛記念図書館では約15万冊というたくさんの本や雑誌を揃えています。利用者の方から「何かおすすめの本ってあるべが?」と聞かれる事があります。推理物?時代小説?それともおもしろい本?と考えながら、まずはお話する事によってその人に合った本を探しご案内するのですが、ジャンルを問わず何を読めばいいか迷った時にはこちら、カウンター前に位置する特等席。テーマ図書コーナーと言います。その時の季節や話題の本など、毎月テーマを決め、それに沿った本の紹介をしています。今月は「防災」に関する本を展示しています。災害に備え、知識を深めるために役立つ本をたくさん紹介しています。来月は本格的な秋に向け「おいしい秋」の予定です。どんな秋の本が並ぶのかどうぞお楽しみに・・・。また、すぐそばの書架には文学賞などの受賞作品やテレビなどで人気の本を並べたコーナーもありますので、こちらもぜひ手に取ってご覧ください。秋の夜長に自分に合ったステキな本を見つけ、じっくりと読んでみませんか。
✿秋・・・ 図書館で芸術を
毎月、栗盛記念図書館2階ロビーで様々な方の作品を展示している「図書館の中のちいさな美術館」。 今月は、大館市在住の菅原和子さんの布絵展を展示しています。30㎏の米袋に様々な布を縫いつけ、鳥や風景を描いた作品です。9月30日(木)まで展示していますので、ぜひご覧ください。2階へ上がる階段手前では招き猫がみなさんをお迎えしております。
また、作品を発表したい方の申し込みも随時受け付けておりますので、遠慮なくご相談ください。(℡0186-42-2525)
✿図書館員の秋といえば・・・?
ピピーッ、ピピーッと、電子音だけが鳴り響く2階閉架書庫。図書館員の秋と言えばやはりこれ、蔵書点検です。これは、本があるかどうか、そして、決められた場所に置いてあるかどうかの点検です。今、図書館では本格的に始まる来月の蔵書点検に向けて、閉架書庫という職員以外は入れない場所の本をハンディーターミナルという機器を使って、本に付いているバーコードを一冊一冊読み込む作業をしています。年に一度の作業なので、正確に作業を進めています。1階の開架フロアは10月4日(月)から8日(金)まで点検しますので、この期間、栗盛記念図書館はお休みになります。正面入口前のブックポストへの返却はできますが、入館や貸出はできませんのでご注意ください。期間中はご不便をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。また、花矢、比内、田代の3館は通常どおり開館しています。普段利用していない図書館に行ってみると、新たな発見があるかもしれません。各図書館の特色を活かした展示や本の並びなど、棚を見回すだけでもとても楽しいです。また、本との偶然の出会いもあるかもしれません。ぜひご利用ください。
(栗盛・架) |
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