時の経つのは早いもので、今年もあっ!という間に半分が過ぎ、ようやく北国にも短い夏が訪れようとしています。やはり、夏と言えば『海』『キャンプ』『花火』『夏祭り』といった、めちゃくちゃ楽しいレジャー等が思い出されますが、ここ数年はコロナ禍のため海開きも行われず、祭りも花火も中止、もしくは縮小開催となる等、ただでさえ短い夏がより寂しい季節となっておりました。
しかしながら、ようやく新型コロナウイルスによる驚異も徐々に落ち着きを取り戻し、今年は数年ぶりに各地で様々な行事が開催される予定です。もちろん、全国的に感染者がまた増加傾向にあるため油断は禁物ですが、鬱屈した毎日に希望の光が少しずつ見え始めた様な気がします。皆さんにとっても今年は久しぶりにワクワクする夏になるのでは?と期待せずにはいられません。
✿ 備えは十分に
ここ数年、コロナ禍だけでなく不穏な地震が続いたり、猛暑や酷暑による電力供給不足の心配や、水不足、熱中症対策、局地的なゲリラ豪雨への備えが必要となる等、私たちの知っている「風流な日本の夏」とはもう呼ぶことのできない「別次元の夏」になってしまったような気がします。
つい先日のニュースでも、関東や東海で40度台の地域があった他、35度以上の猛暑日を記録した地域もたくさんありました。まだ7月になったばかりなのに気温40度って、ここどこ?日本だよね?これから8月の夏本番になったら一体どうなるの?なんて心配せずにはいられません。
そんな、変わりゆく気候に対応していくためにも、日々の対策や備えは必要です。自分自身や大切な家族を守るためにも、今一度身の回りの防災対策を考えてみませんか?楽しみながら防災への備えを学べる本をいくつかご紹介させていただきます。
・『いざ!に備える遊びで防災体験BOOK』(神谷明宏/著)
実際に体を使って楽しく遊びながら、災害への「備え」の行動ができるようになることをめざして書かれた本です。街探検、防災マップ・お役立ちグッズづくり、かんたん料理、避難所レクなど、学校や児童施設、家庭で取り組みやすい活動を紹介しています。(所蔵:花矢図書館)
・『防災ハンドメイド・100均グッズで作れちゃう!』(辻直美/著)
災害が起こったときに自分の命を守るため役立つグッズのハンドメイド本です。(所蔵:栗盛記念図書館)
・『備えいらずの防災レシピ・「食」で実践フェーズフリー』(飯田和子/著)
家庭にあるもので、普段に近い食事を。普段の食事で災害などの非常時を乗り越えるためのレシピブックです。(所蔵:栗盛記念図書館)
・『避難所に行かない防災の教科書・被災体験で分かった!2週間の自宅避難を乗り切る技術』(西野弘章/著)
自宅の安全度を高めて、自宅に避難するという新しい避難の形を紹介しています。(所蔵:栗盛記念図書館)
・『40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか・体温の科学から学ぶ猛暑のサバイバル術』(永島計/著)
「人間の体温調節」のしくみに焦点を当て、カラダを冷やすしくみ、運動と体温の関係など、さまざまな側面からその精緻なメカニズムを解き明かします。(所蔵:栗盛記念図書館)
・『節電しながら猛暑を乗り切る!エコ涼生活』(岳春来/著)
うちわ、濡れタオル、ハッカ油、打ち水、緑のカーテン等、エアコンを使わずに涼しくなる方法をはじめ、涼しくなるための環境の整え方、猛暑に負けないための予防など、今日から使える暑さ対策を紹介します。(所蔵:栗盛記念図書館)
万が一の事態に備え、ご自宅から一番近い避難所の確認や、各自治体が発行しているハザードマップの再チェック等も重要です。安心・安全に毎日を過ごすためにも、ご家族でぜひ改めて「我が家の防災」について考えてみてはいかがでしょうか。
✿『子ども限定!読み聞かせにチャレンジしよう!』参加者募集中
子どもたちが好きな絵本を選び、読み聞かせを練習して大好きなおじいちゃん、おばあちゃんにおはなし会をプレゼントしよう!ということで昨年も開催したこの企画。いよいよ、明日9日(土)9時30分より第1回目が行われます。
対象は、大館市内在住の小学5、6年生で定員15名。講師は、読み聞かせインストラクターの熊谷裕紀子先生が今年も大館に来てくれます。参加無料で全4回。詳細につきましては、栗盛記念図書館(電話・42-2525)までお問い合わせください。(工)
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