図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常―      211
 
     
  今年もよろしくお願いします  
     
   松の内はとうに過ぎてしまいましたが、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 このコラムを書いているのは1月7日(土)なのですが、7日は「高校生の読み聞かせ会」の開催日でした。毎年お正月明けに3校図書委員会主催・市立図書館共催で開催しており、今回で12回目でした。この事業を迎えると「1年が始まったなあ」と感じます。今回初めて打ち合わせ会から参加し、選書や本の読み方の練習にもご一緒させていただきました。本の持ち方など技術的なことも大事ですが、高校生の皆さんが一生懸命に読んでいる姿や子どもたちに語りかけている様子にとても好感が持てて、良い時間を過ごすことができました。高校生の皆さんに元気をもらいました。ありがとうございました。


✿ 昨年の貸出ランキングベスト10
 個人的に、雑誌『ダ・ヴィンチ』1月号に毎年掲載される、前年のBOOK OF THE YEARの記事を読むのが好きです。話題になった本でまだ読んでいなかった本をチェックしたり、読んだ本が何位になっているかなとか、投票者のコメントを読むのも楽しく、読書欲を刺激されます。
 大館市立図書館では、昨年何が一番多く読まれたのでしょうか?気になってきたので調べてみました。市立図書館全館の、2022年1年間の一般書・文学に限定した貸出ランキングです。1位『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)、2位『母の待つ里』(浅田次郎)、同率2位『鑑定人 氏家京太郎』(中山七里)、4位『チョウセンアサガオの咲く夏』(柚月裕子)、5位『無明』(今野敏)、同率5位『探花』(今野敏)、7位『もう別れてもいいですか』(垣谷美雨)、同率7位『硝子の塔の殺人』(知念実希人)、8位『透明な螺旋』(東野圭吾)、9位『きたきた捕物帖』(宮部みゆき)、10位『流浪の月』(凪良ゆう)、同率10位『真夜中のマリオネット』(知念実希人)。いかがでしたか?栗盛記念図書館では、カウンター付近に「話題の本」のコーナーを常時設置しています。様々な賞の受賞本がまとまっていますので、何を読んだらいいか迷ったらチェックしてみてはいかがでしょうか。上記ランキングも参考にしていただければ幸いです。


✿新春落語会
 1月21日(土)は午後1時より、栗盛記念図書館の多目的室を会場に新春落語会を開催します。出演は、落語愛好家の暁亭さんぽさん、暁亭さんせきさんのお二人です。事前申込不要・参加無料です。皆さまお誘い合わせの上、ぜひお越しください。


✿図書館でボードゲーム
 2月5日(日)は午後2時から4時まで、栗盛記念図書館の多目的室を会場に標記イベントを開催します。前回開催時にご用意したゲーム「ウボンゴ」「ハゲタカのえじき」「スティッキー」「キャプテン・リノ」のほかに、今回新たに「ナインタイル ポケモンドコダ」が加わりました。参加無料、事前申込不要(出入り自由)でどなたでも参加できます。図書館が初めての方も、お気軽に遊びにいらしてくださいね。(栗盛・西)


✿スタンプラリーもあります
 1月10日(火)から3月12日(日)まで「図書館スタンプラリー」を開催しています。大館市にある4図書館とおおとり号の図書館員おすすめの本をピックアップしたラリー用紙に掲載されている本を借りるとスタンプを押します。各図書館から3冊ずつ、合計12冊以上借りると目標達成です。直接各図書館で借りることが難しい方は取り寄せもできます。今まで行ったことのない図書館や、読んだことのない分野の本への挑戦をしてみてはいかがでしょうか。(栗盛・くま)