図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常―      223
 
     
  図書館の魅力は無限大  
     
 

先日開催された『図書館まつり』では、予想を上回るたくさんの皆様にご来場いただき、心より御礼申し上げます。久しぶりに何の制限もなく、たくさんの眩しい笑顔に出会うことができて職員一同、心より嬉しく思っております。
 そんな、図書館勤務5年目となった私ですが、文化会館から図書館に異動してきた最初の頃に、ふと思った事があるのです。おそらく、大多数の人が否定的に感じるかもしれませんが、全くの私の個人的な考えですので、予めご了承ください。そう、それは・・・『図書館って、絶対的に静かでなければならないの?』ということでした。
 私も、子どもの頃から図書館含め公共施設では静かにするのが当たり前と認識しておりましたので、図書館で静かにすることに対して違和感は皆無でした。ですが、超有名アーティストによるコンサートや、オーケストラ、ミュージカル、落語等、素晴らしい舞台芸術に長いこと触れてきた私にとって、もしかして図書館でもそんな風に読書だけでなく、もっと様々なことを楽しみながら、図書館を地域の交流拠点として活用していただくことはできるのではないか?と感じ、先ほどの思いが溢れたのです。
 もちろん、図書館全てを賑やかにするつもりはございません。図書館には、様々な目的や思いの人が訪れます。静かに読書したい人や、勉強に集中したい人。また、お友だちと少しだけおしゃべりを楽しみたい人など。そのためには、図書館内での施設の棲み分けが必要となってきます。静かなスペースと、賑やかなスペースの共存。決して簡単な話ではございませんが、いつの日か大館市立図書館がそんな施設となり、赤ちゃんから大人まで、全ての人たちが何の気兼ねもなく楽しく自由に交流を図ることができる、そんな大館市民の誇れる交流拠点となれる様に、鋭意努力していきたいと考えているのです。まさに、『図書館』は自由で無限大な可能性を秘めた、魅力溢れる施設であると、私は思うのです。


✿「古本プレゼント」継続開催中
 先日の図書館まつりで行った「古本プレゼント」は、好評につき現在も同じ会場(栗盛記念図書館2階資料室)にて継続開催しております。冊数制限はありません。お1人何冊でも、お好きなだけ貰っていってください。まだまだ在庫は豊富にございますので、ぜひお待ちしております。


✿「読書感想文」絶賛募集中
 『第54回大館市読書感想文コンクール』では、皆様からの作品を広く募集しております。作品申し込み締め切りは9月13日(水)必着となっております。
 募集部門は「高校生の部」「一般の部」で、対象は大館市民の方、大館市にゆかりのある方。400字詰め原稿用紙5枚。作品は未発表のオリジナルに限ります。入賞者には賞状と記念品を贈呈し、後日北鹿新聞に掲載されます。あなたの読んだその本が、誰かの新しい本との出会いのきっかけになるかもしれません。どうぞ、お気軽にご応募ください。


✿大好評『夏のこわ~いおはなしとしょかん』開催
 8月4日(金)19時より、子どもたちの夏のお楽しみ『夏のこわ~いおはなしとしょかん』が開催されます。3歳~小学生対象で先着30名。7月22日(土)午前9時より栗盛図書館にて受付開始となります。ただし、お申し込みは電話受付(42-2525)のみとなりますので、ご注意ください。
 ちなみに、昨年の開催では、おはなし会の途中に本物の雷が鳴り響くという怖い(楽しい)ハプニングもありましたが、今回はどんな事が起こるのか?今からワクワクが止まりません。まぁ、何も起こらないかもしれませんが、とにかく楽しい思い出になること間違いなしのおはなし会、ぜひご参加ください!


✿図書館のお仕事を体験してみませんか?
 8月18日(金)~20日(日)の3日間、図書館サポーター養成講座として、「こども司書体験」を開催いたします。現在、参加者募集中です。大館市内在住の小・中学生対象で定員15名。図書館のお仕事を体験しながら読み聞かせの練習もして、最終日には読み聞かせの発表会も行います。図書館のお仕事に興味のある小学生のお友だち!ぜひ、この夏の素敵な思い出に参加してみませんか?お待ちしております!(工)