11月の祝日は3日の文化の日、23日の勤労感謝の日があります。また、二十四節気では、8日が立冬、22日が小雪、と北国大館は雪がちらつき始める時期になります。そして毎日何かしらの「〇〇の日」があります。特に11月は「いい○○の日」が目につきます。今日10日と明日11日の「〇〇の日」に関連した本をご紹介します。
✿10日の〇〇の日
〇「いい音・オルゴールの日」
『ありえないほどうるさいオルゴール店』(瀧羽 麻子/著)
その人の心に流れる曲をオルゴールにしてくれるオルゴール店の物語です。私の中にはどんな曲が流れているのか、実際にあるのなら是非とも訪れたいです。続編の『もどかしいほど静かなオルゴール店』を今度読んでみます。
〇「コッペパンの日」
『手づくり絶品レトロパン』(山崎 豊/著)
何をはさんでもおいしいコッペパン。あんこやジャムを塗って甘くしてもよし、焼きそばやコロッケをはさんでお惣菜パンにするもよし、何でも包み込んでくれる懐の大きなコッペパンを簡単に作れるレシピ本です。
〇「トイレの日」
『トイレの自由研究1~3』(屎尿下水研究会/監修)
こちらは児童向けの本ですが、トイレに関する歴史やしくみ、世界のトイレ事情などが丁寧に書かれています。日本にはトイレに神様がいるといわれます。毎日必ずお世話になるトイレを見直すシリーズです。
✿11日の〇〇の日
〇「おりがみの日」
『かんたんおりがみ百科』、『頭がよくなる!ちょいムズおりがみ』など
大館の4つの図書館それぞれにおりがみがさりげなく飾られています。小さな作品が人の手で作られていると思うと和やかな気持ちになります。キャラクターものから実用品まで作品はいろいろ、そして子どもから大人、ご高齢の方まで一緒にできるおりがみを楽しんでみませんか。
〇「ひとり旅の日」
『できるだけがんばらないひとりたび』(田村 美葉/著)
副題に『ひとり旅する前に知っておきたい51の心得』とあります。こうしなければ、を無くして自分なりの旅の楽しみ方を教えてくれます。ここしばらくは旅行から離れていましたが、近くでもいいので何処かに行きたくなりました。
〇「ピーナッツの日」
『自分を受け入れるスヌーピー』(チャールズ M シュルツ/著)
このピーナッツは落花生のことなのですが、ここは漫画『ピーナッツ』のスヌーピーを紹介いたします。
副題は『いろいろある世界を肯定する禅の言葉』とあるようにピーナッツで交わされる登場人物の台詞が禅の言葉とともに紹介されています。その時々にあった言葉がしみていきます。
〇「きりたんぽの日」
『もうひとつのきりたんぽ』
大館でこれは外せない記念日でしょう。紹介した本はアートNPOゼロダテが発行したもので、たんぽの作り方や歴史などたんぽ尽くしの1冊です。おもしろいのがきりたんぽと言っても、各お店で表情が違うことです。見比べて、食べ比べするのも一興ですね。漫画『美味しんぼ57巻』にはきりたんぽの回が、小説では『あつあつを召し上がれ』(小川糸)、『ひとり旅日和3巻』(秋川滝美)の中にきりたんぽの小編があります。
✿吉田松陰と松下村塾
幕末に生まれ「至誠」を貫いた吉田松陰がその壮絶な30年の生涯を閉じたのは11月21日でした。そして25日(土)は山口県萩市にある松陰神社より宮司の白上陽一郎氏をお招きして、「松下村塾の50年 ~維新の先覚 吉田松陰」と題しまして記念講演を行います。参加料は千円。申し込みは栗盛記念図書館カウンター、またはお電話(42-2525)にて受け付けております。ご参加をお待ちしております。(栗盛 くま)
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