図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常―      247
 
     
  夏にむかって  
     
 

 先週土曜日の6日は栗盛記念図書館の一大イベント『図書館まつり』でした。週間天気予報を見てはドキドキしていましたが、皆さまの図書館に対する期待(?)のおかげで、お天気に恵まれ大盛況に終えることができました。
 正面玄関では日頃大館市内を走り本を届けているおおとり号に乗車しての貸し出し体験。児童コーナーで行われた工作体験で作ったくるくるレインボーを持って笑顔満面の子どもたち。カウンターでの絵本みくじでは当たりが出て喜んでくれる子どもたちの笑顔がこちらまで嬉しくしてくれました。多目的室ではおはなしの森のみなさんによる七夕や季節のおはなし会。その後は大館ジュニアコーラス&大館レディースコーラスさんのきれいな歌声が図書館に響きました。松下村塾の図書館後援会の古本バザーと、図書館2階の古本プレゼントは行列ができるほどでした。外では3台のキッチンカーがおまつり気分を盛り上げてくれました。
 ご協力いただきました関係者の皆様ありがとうございました。そして図書館に足を運び、きらきらの笑顔で図書館まつりを楽しんでくださったご来館の皆様、ありがとうございました。


✿工作?自由研究?
 まつりが終わると今度は夏休みの準備です。くまの夏休みは最初の何日かは宿題をがんばり、それで満足して中だるみして遊びほうけ、最終的には大慌てで仕上げるということを繰り返していました。
 そのようなことがないように図書館では、工作の本や自由研究、感想文などの本を準備してお待ちしています。いくつかご紹介いたします。


〇「実例でわかる!自由研究の選び方&まとめ方」(子ども学力向上研究会/著)
 教科別に、テーマの探し方や模造紙へのまとめ方などが書かれています。1・2・3年生版と、4・5・6年生版がありますので、各学年に対応できます。自由研究の本は他にもございますが、名字や方言などひとつの課題についても調べることができますので、お気軽にカウンターまでお問い合わせください。


〇「動く!遊べる!小学生のおもしろ工作」(滝川洋二/監修)
 みぢかなものでできる工作集です。日本に昔から伝わるからくりのしくみを使って作る工作本や、段ボールで作る自動販売機の本、100円グッズで作る工作の本などいろいろ取り揃えております。


読書感想文はこちら

〇「お気に入りの一冊をあなたへ」(博報堂教育財団)
 公益財団法人博報堂教育財団が開催している読書推せん文コンクールの入賞作品集です。感想文の書き方がわからない、みんなどうやって書いているのかな、という方におすすめです。栗盛記念図書館では今年も読書感想文コンクールを開催いたします。この本は子ども向けですが、大人の方も参考になったり、刺激を受けたりできます。
 どんな本をよんだらいいのか迷っている方には「今すぐ読みたい!10代のためのYAブックガイド150!」やテレビで大活躍で読書家の芦田愛菜さんの「まなの本棚」などを読むと、今まで読んだことがなかった分野の本との思いがけない出会いがあるかもしれませんよ。
 宿題の本ばかりではなく、旅行やキャンプ、涼しげなお菓子など夏を存分に楽しむ本もございます。大館市立の各図書館を冷やして皆さまのお越しをお待ちしております。(栗盛 くま)