二十四節気では「立秋」を迎え、七十二候では「涼風至」(すずかぜいたる、意味は「涼しい風が立ち始める」)の頃ですが、もうこういった言い表し方が現状に合っていなさすぎて違和感がありますね。そう思ってWEBで「七十二候 現状に合っていない」と打ち込んだところ、AIがつぎのように応えてくれました。
七十二候(しちじゅうにこう)は、二十四節気をさらに細かく分けたもので、季節の移り変わりをより細かく表現しています。しかし、最近の気候変動や異常気象の影響で、現状の気候と七十二候の内容が一致しないことが増えてきています。
例えば、七十二候の中には「涼風至(すずかぜいたる)」という候がありますが、実際にはこの時期に涼しい風を感じることが少なくなってきています。また、「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」のように、蒸し暑さを表現する候もありますが、近年の猛暑はそれを超える厳しさです。
このような変化に対して、七十二候を現代の気候に合わせて再編成する動きもあるかもしれませんね。あなたはどのように感じていますか?
的を射たことは言っていると思いますが、果たして七十二候の再編成はあるのでしょうか?
✿ ドリアン助川がやってくる
さて本題に入ります。9月15日(日)午後1時30分より栗盛記念図書館で作家のドリアン助川さんによる朗読と講演の会を開催します。「ドリアン助川 朗読の旅」と題した全国ツアーの一環で、著書『動物哲学物語 確かなリスの不確かさ』の朗読と講演、書籍販売・サイン会を予定しています。定員は先着50名で、一昨日から受付が始まっています。お申込み・お問い合わせはお早めに。ドリアン助川さんのプロフィールはつぎのとおりです。
作家、歌手、明治学院大学国際学部教授。1962年東京生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒。放送作家を経て、1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。長野パラリンピック大会歌『旅立ちの時』作詞。小説『あん』は現在24言語に翻訳されている。2017年、同作がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞」など4冠を得る。『線量計と奥の細道』が日本エッセイストクラブ賞を受賞。近著に『動物哲学童話』『太陽を掘り起こせ』など。
✿ とっと工房アート展
栗盛記念図書館2階ロビーでは、市民制作の美術作品をお借りして展示会を行っています。8月は特定非営利活動法人共生センターとっと工房の利用者の方々の作品を展示中です。作品は、パネル4枚分の大型作品「丸シールアート」、「綿棒アート」、「折り紙アート」、「刺し子」、「イメージイラスト」の全5種類。身近にあるものでこんなに素敵なアート作品ができるとは驚きです。期間は8月30日(金)午後2時まで。ぜひ見にいらしてください!(栗盛・西)
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