梅雨の長雨と危険な猛暑が続いた今年の夏も終わりを告げ、日ごとに爽やかな秋風が心地よく感じられる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
やっぱり、秋と言えば『芸術の秋』、『読書の秋』、そして何と言っても『食欲の秋』。もし、自分の中でどれが一番?と順位をつけるとするならば、文句なく最後の「食欲の秋」がダントツで優勝ですね。
まぁ、私が秋を好きな理由について何かしらの明確な答えがある訳ではありませんが、強いて言うならば、心地よい秋風が知らず知らずのうちに疲弊した心を癒やしてくれて、その先にたくさんの美味しい食べ物たちが待っていて心も体も満たしてくれるから、とでも言いましょうか。なんて、結局食い意地が張っているだけなのかもしれませんが、秋って本当に穏やかな気持ちにされてくれるので、私は大好きです。
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芸術の秋
まず最初は、芸術の秋。一般的には、山々の紅葉も美しく過ごしやすい気候となり、心に芸術を楽しむ余裕ができることや、様々な絵画の展覧会等も多く開催される事から、芸術の秋と言うそうです。確かに、私がミュージカルやお芝居等の舞台を無性に観たくなるのも、やはり秋が多い様な気がします。
まぁ、これに関しては、私の異動前の職場での経験が大きいとは思いますが、生で観る舞台の感動は、テレビやDVDでは絶対に味わうことができない、本当に素晴らしいものです。ぜひ直接各会場まで足をお運びいただき、舞台芸術の感動と一体感をご堪能いただければと思います。
(おすすめ本)『生活はクラシック音楽でできている』渋谷ゆう子/著
家電が発するお知らせ音、映画のあのシーンの曲、結婚式で使われる曲、人気歌手の曲の元ネタ…。私たちの日常にはクラシック音楽が溢れている。タイトルは知らずとも聴いたことのある名曲を紹介。掲載した曲をすぐ聴けるQRコード付き。(所蔵:栗盛)
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読書の秋
続いて、読書の秋。これは、中国・唐の時代に活躍していた韓愈(かんゆ)という詩人の「符読書城南」に書かれた詩の一節、『灯火親しむべし(過ごしやすい秋の夜は、灯りを灯して読書をするのに適している。)』というのが由来とされています。
いや~、なんてお洒落で素敵な発想なのでしょうか。過ごしやすい秋の夜長を、こんな風に捉えるその感性、本当に感服するばかりです。私も、夜な夜なお酒に親しんでばかりいないで、たまには本に持ち替えて読書を楽しみたいものです。
皆様もぜひ、この機会にいつか読みたいと思っていた本や、なんとなく気になっていた本、自分では想像もしていなかったジャンルの本など、たくさんの新たな本たちとの出逢いをお楽しみいただければ幸いです。
(おすすめ本)『スマホ片手に文学入門』小池陽慈/監修
スマホであれこれ調べながら読むことによって、文学は、もっともっと面白く楽しめるようになる。私たちに読みの自由を教えてくれる<文学理論>をわかりやすく、かつ具体的に実践していく方法を、実際の文学作品とともに提示する。(所蔵:栗盛)
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食欲の秋
きました大本命、食欲の秋。もう説明は不要ですね。秋と言えば、美味しい食べ物!季節ごとに美味しい食べ物たくさんあれど、なぜ秋の食材はより一層美味しく感じるのでしょうか?
やはり、夏の暑さで減退した食欲が徐々に回復し、美味しい旬の食材と共に食欲が増してくるからなのでしょうね。詳しく調べてみると、日照時間やセロトニンがうんたらかんたら・・・と色々出てきますが、良いんです!そこに、美味しい食べ物があるだけで最高なのです。秋刀魚・秋鮭・キノコ類・サツマイモ・柿・栗・ブドウ・梨など、たくさんの美味しい食べ物を考えただけで、涎と脳汁が滝のように溢れ出てしまいます。
皆様も、ぜひ美味しい秋の味覚を堪能して夏の疲れを癒やし、心と体にたくさんの栄養を充填してください。
(おすすめ本)『ニチレイフーズの広報さんに教わる冷凍作りおきレシピ、これが正解です!』ニチレイフーズ/監修
冷凍を活用した作りおきメニューは、便利なだけでなく、よりおいしく仕上がるなどメリットも盛りだくさん。ニチレイフーズ公式WEBサイト「ほほえみごはん」の記事から料理家たちによるレシピや冷凍保存のアドバイスなどをたっぷり掲載するレシピ集。(所蔵:栗盛/田代)
この素晴らしい『秋』を満喫しましょう!(工)
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