図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常―      253
 
     
  一服しませんか  
     
 

 「お茶にしましょう」と言われたら飲み物はなにを思い浮かべますか。文字通りのお茶でしょうか。そのお茶も日本茶、紅茶、ハーブティーなどいろいろありますね。コーヒーの方もいらっしゃるでしょう。
 10月1日は「コーヒーの日」だったそうです。おもしろいのは「日本茶の日」、「日本酒の日」も同じ10月1日なのです。秋が本格的になり涼しくなってきて、温かい飲みものが恋しくなる時期だから同じ日になったのでしょうか。ちなみに「紅茶の日」は11月1日でした。


✿お飲み物は何にいたしますか

 〇「コーヒーのある暮らし 淹れる・選ぶ・楽しむ」(鈴木 樹/監修)
 くまは「お茶にしよう」といえばコーヒーを思い浮かべます。こだわりはないので、普段は簡単にインスタントコーヒーを飲むのですが、休みの日はペーパードリップでいれたコーヒーを楽しんでいます。こちらの本はおいしく飲むためのコツや、どんな道具を使ったらいいのかなどが丁寧に書かれています。コーヒー豆の種類によって、どら焼きやみたらし団子など和菓子も合うそうなので機会があれば試してみたいです。


 〇「おいしい日本茶の事典」(成美堂出版編集部/編)
 ペットボトルのお茶は手軽でいいのですが、急須からいれたお茶もいいものです。お水にちょっと工夫することでもおいしいお茶になるそうです。明日からきりたんぽまつりです。新米のミソつけたんぽと風味豊かなお茶で至福の時を味わいたいです。


 〇「読本日本酒。」

 米どころ秋田県はおいしい日本酒が県内各地にあります。大館市には「秋田杉の器で地酒による乾杯を推進する条例」があります。そんな日本人と昔からかかわりが深かった日本酒にまつわるお話がぎっしりつまっています。おつまみも載っていますので、お酒が飲めない人でも楽しんでいただけます。


 〇「しあわせ紅茶時間」(斉藤 由美/著)
 作者の斉藤由美さんは大館市在住で紅茶セミナーも開催している英国紅茶研究家です。秋田魁新報の毎月第一日曜日にコラムが掲載されています。紹介の本では紅茶をおいしく淹れるための手順や、紅茶レシピ、すてきなティータイムの方法など、紅茶でしあわせな時間を楽しむ秘訣が満載です。ケーキスタンドで優雅なアフタヌーンティー、憧れます。


 秋の夜長、どっぷり読書にひたったあとは、「お茶っこにさねすか」。


「菅江真澄」という人
 1020日(日)13時から15時まで栗盛記念図書館多目的室を会場に、「真澄に学ぶ出張教室 菅江真澄入門」を開催いたします。秋田県立博物館真澄部門学芸職員の角崎大氏が「真澄入門講座」、元秋田県立博物館真澄部門学芸職員の松山修氏が「真澄が記録した大館」の講師を務めます。菅江真澄ってどんな人?など真澄に関する基本的なことから、大館周辺を歩いた記録についてなどお話いただきます。栗盛記念図書館(0186-42-2525)までお申し込みください。ご来館をお待ちしております。(栗盛 くま)