図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常―      259
 
     
  日本のお正月  
     
 

 令和7年が明けて10日が過ぎましたが、新しい年がはじまりました。本年も大館市立図書館をどうぞよろしくお願いいたします。
 年明けすぐの4日から栗盛記念図書館では「本の福袋」が行われました。今年は児童用と幼児用を各15セット用意したところ、次々に貸し出されました。なんの本が入っているのか分からないドキドキ・ワクワクを楽しんでいただけたかと思います。この福袋がきっかけとなって、読書の世界がより大きく広がってくれたらいいなと願っております。
 2025年は巳年です。巳年は新しいことを始めるのにいい年だそうです。今年は読んだことのないジャンルや作家さんにチャレンジしてみませんか。


✿新聞も大事な資料です
 前回のコラムで新聞のことにふれていましたが、今回も新聞のおはなしです。
 図書館には過去の新聞を閲覧に来る方もいらっしゃいます。栗盛図書館は北鹿新聞、秋田魁新報は昭和20年代から保存しています。新聞紙そのものを保存しているので、昭和の新聞は傷みが目立ちます。なので、調べ物をするときはより慎重に行います。北鹿新聞や秋田魁新報は永年保存としていつまでも保管しておきます。全国紙も一定の年数を保存しています。ですので新聞をお渡しするときに、丁寧にご覧いただきますようにお願いしています。ごくまれのことですが、気になる記事があったのでしょうか、切り取られてしまうことがありました。新聞も貴重な資料です。ずっと先の世代へ残しておく大切な資料です。無くなってしまうと、二度と手に入らないものです。必要な記事はコピーサービスで対応させていただいておりますので、お気軽にお申し付けください。なお、当日の記事は著作権の関係で、コピーは記事の半分までとなっておりますのでご了承ください。
 皆様が気持ちよく新聞をご覧いただけるように、ご協力をお願いいたします。


新年のおたのしみ
 18日(土)13時から15時まで栗盛記念図書館多目的室を会場に、お正月恒例の「新春落語会」を行います。暁亭さんぽさんと、暁亭さんせきさんの軽妙なお噺で初笑いはいかがでしょうか。入場無料、申し込みも必要なくお気軽にご覧いただけます。
 25日(土)は「高校生と楽しむ百人一首かるた」があります。こちらも栗盛記念図書館の多目的室が会場です。時間は1030分から12時までです。競技かるたや坊主めくり、札とばしなど実際に百人一首を楽しめます。有段者生徒さんによる和装での模擬演技は、迫力満点で見ごたえがあります。定員は小・中学生10名、高校・一般10名となっております。見学だけの参加もできます。こちらは申込が必要です。栗盛記念図書館(422525)までご連絡ください。
 どちらも新春ならではの事業になっております。どうぞ図書館で「日本のお正月」を満喫してください。ご来館をお待ちしております。(栗盛 くま)