さまざまなお店でおすすめ商品が紹介されています。コーヒーショップでは「本日のコーヒー」として試飲させてくれたり、書店ではおすすめ本を平積みにして、ポップを飾ってアピールしています。
小学校の職場探検で必ず聞かれる質問に「おすすめの本は何ですか」というものがあります。回答は「図書館の本は、ぜんぶおすすめです」。本は1年に7万冊、1日に約200冊出版されています。図書館では、その中から限られた予算と、スペースをやりくりして本を選んでいます。なので、図書館にある本は選び抜かれた精鋭たちなのです。
✿ご紹介いたします
大館市図書館の各館内に「○月の大館市図書館おすすめ図書」が貼られています。また、図書館だよりプラスワンにも「おすすめ図書」が掲載されています。4月の栗盛記念・花矢・比内・田代の各図書館員のおすすめ本を紹介いたします。
○栗盛記念図書館
「花を育ててみたいのですが。枯らさないコツ、花屋が教えます」 花福 こざる/著 家の光協会
「暖かくなってきたし、花でも育ててみようかなー」というときにうってつけの本です。花屋さんを経営する著者が、かわいらしいイラストでアドバイスをくれます。「トレニアはこぼれ種で増える」「センニチコウには蝶がよく来る」など楽しい情報もあります。鉢植えやプランターが中心なので、庭に植えるスペースがなくても大丈夫です。草花もいいけどもっと大物に挑戦したいというときは、『木を育ててみたいのですが。』もあります。
○花矢図書館
「いのちをまもる図鑑」 滝乃 みわこ/文 ダイヤモンド社
この世で一番大切なこと…それは、いのちを守ること。毎日のように見聞きする事件や事故のニュース…。外に出るのが怖くなるほどの危険な事が世の中には存在します。でも、生活するには外に出ないわけにはいきません。そこで…数多ある外の危険から“いのちを守る知識”をご紹介。危険生物、自然・災害、ケガや事故、犯罪、身の回りの危険など“あらゆる危険を回避する76の方法”を学んで、大切な自分のいのちを守ろう!
○比内図書館
「C線上のアリア」 湊 かなえ/著 朝日新聞出版
叔母の介護のため、約30年ぶりに高校時代を過ごした田舎町を訪れた美佐。ごみ屋敷と化した家を片付けていく中で見つけたのは開かずの金庫、そして一冊の本。そこからひもとかれる、家族にさえ言えなかった叔母の秘密とは……。現実を見ようとしない夫、分かり合えない義母。担い手となった女性たちの心の声が響く介護ミステリ。
○田代図書館
「なきむし」 みやにしたつや/作・絵 ポプラ社
妹はいつもお兄ちゃんといっしょのことをしたがる。ダメっていうとすぐに泣くから、いつもお兄ちゃんはがまんしてゆずってしまう。でも、たまにはどうしてもゆずれないときがある。今日はぜったいダメ…なのに結局妹は泣きやまない。お兄ちゃんの妹に対する優しさと、葛藤がユーモラスに描かれている。さて、今日も妹は大泣きして自分の思い通りに…?
✿ご協力ありがとうございました。
1月20日から2月16日まで行いました利用者アンケートにご協力いただきまして、ありがとうございました。多くのお声を頂戴いたしました。あたたかい励ましのお声だったり、身を引き締めてきくお声だったりと、図書館を思って下さる気持ちが伝わってきました。ご意見にはこれからお応えしていきます。
✿ちょっと変わります
平成26年に始まったコラム「図書館に行こうよ」は第2・第4金曜日の月2回掲載されてきました。4月からは第4金曜日1回の掲載になります。これからも図書館にまつわる話題をお届けしますので、よろしくお願いいたします。(栗盛 くま)
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