年度が明けてひと月ほど経ちました。環境が変わられた方もそうでない方も、大型連休を間近に控えてやっと一息といったところでしょうか。栗盛記念図書館は連休中も月曜日を除いて開館しておりますので、ぜひ足をお運びください。
さて、大館市図書館では今年度も様々な催しをご用意しております。近々開催予定のものをご紹介します。
✿「大人向けおはなし会」って何ですか
読み聞かせボランティアサークルおはなしの森の皆さんが企画された催しで「大人向けおはなし会」というものがあります。何件かお問い合わせをいただき、「話し方の講習みたいなものですか」と仰るかたが少なからずいらっしゃいましたので、この場をお借りしてお答えしたいと思います。
「おはなし会」は、いわゆる「(絵本の)読み聞かせ会」のことです。家庭や未就学児施設、小学校などで大人が子どもに絵本を読むというのが一般的だと思いますが、この催しでは大人のかたを対象に、絵本や紙芝居などを読んでいます。例えば『花さき山』、『100万回生きたねこ』、『にじいろのさかな』、落語絵本『まんじゅうこわい』、『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』…と言うとイメージが湧きやすいでしょうか。対象が大人だからこその味わい深い題材が選ばれています。
仕事柄読み聞かせを聴く機会が多いので実感していますが、読み聞かせは大人が聴いてもとても良いものです。初めて聴いた時は誰かに本を読んでもらう体験というのが新鮮で、童心にかえって癒されている自分に驚いたのを覚えています。
毎月第1水曜日の午前10時から10時30分まで、栗盛記念図書館1階の多目的室で開催しています。次は5月7日(水)です。出入りは自由ですのでぜひお気軽にご参加ください。
✿こどもの読書週間
4月23日から5月12日までは「こどもの読書週間」です。4月2日は「国際子どもの本の日」ですし、4月23日は「子ども読書の日」「サン・ジョルディの日」と、この時期は子どもの読書推進関連の記念日が多く、催しも全国で多数開催されています。
大館市図書館でも「図書館でビンゴ」(栗盛記念図書館)、「児童書ベストvsワーストどっちがおもしろい?対決!」(花矢図書館)、「読書の木を育てよう」(比内図書館)、学校等を訪問しての読み聞かせ会(田代図書館)など各館で様々な催しを予定しています。
この機会に普段行ったことのない図書館を訪問してイベントを楽しんでみるのもよいのではないでしょうか?
✿図書館でホッとタイム
図書館後援会の皆さんが企画してくださるイベント「図書館でホッとタイム」の宣伝もしたいと思います。毎回異なるテーマで講演会や交流会などを行っています。来月(5月)は21日(水)の午後1時より、栗盛記念図書館1階多目的室を会場に「かるたで楽しむ百人一首」を開催します。実際にかるたとりをして遊びながら百人一首に親しもうという内容です。あまり難しく考えずにお気軽にご参加ください。
✿『粉本稿』をご存じですか
令和10年は菅江真澄の没後200年にあたります。栗盛記念図書館では菅江真澄著作を所蔵しておりますが、ここ大館に貴重な資料があるということを広く周知する目的で、「没後200年菅江真澄の軌跡~真崎文庫の魅力を中心に~」と銘打ち、令和10年に向けて講演会や展示会等のイベントを行っていく計画を立てています。
今年度は第一弾として、菅江真澄の著作の中で最もよく知られる図絵集『粉本稿』についての講座を開講します。講師は元秋田県立博物館学芸職員の松山修さんです。「菅江真澄『粉本稿』の見方、読み方」と題し、序文にある「ところ、ためし、うつわ」の三つの視点で内容を分類しながら、その見方や読み方を紹介します。
開催は6月7日(土)午後1時30分から3時30分まで、会場は栗盛記念図書館1階の多目的室です。参加無料で、事前申込が必要です。定員40名。受付は5月10日(土)午前9時より開始いたします。お電話でお申し込みください。
✿「『松陰読本』を学ぶ」に関するお詫び
4月5日(土)より申込受付として周知しておりました標記講座ですが、都合により日程及び講師が変更となりました。受講を楽しみにされていた皆さまには大変申し訳ございませんでした。
開催は7月から来年3月までの第2日曜日、11時から12時30分までとなります。講師は鹿角市先人顕彰館館長の大澤太さんです。定員は先着10名。申込は6月14日(土)9時から受付いたします。詳細は順次お知らせしてまいりますが、ご不明点等ございましたら栗盛記念図書館(42-2525)担当者までお問い合わせくださるようお願いいたします。(栗盛・西)
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