『3週間で何冊読めますか?』 (2014/08/08掲載)


寄贈を考える


 図書館への寄贈図書って、結構あります。見も知らぬ著者の方から送られてくることもあれば、地域の方が蔵書を整理するので寄贈したいと言ってこられることもあります。

 すべてありがたく頂戴したいのはやまやまです。しかしながら、選書の基準からはずれるものは残念ながらお断りすることもあります。それと、大きな問題は図書館の書架がいっぱいであることです。中央図書館は約9万冊が適正数ですが、すでに14万冊余りの蔵書を抱えています。花矢・比内・田代の各館も似たような状況です。こうなると、すべてを受け入れるというのが難しいのはお分かりいただけると思います。実にもったいない話ですが、これが現実です。

 寄贈はしない方がいいのかと思われると困るので改めて書きますが、寄贈は大変ありがたいことです。ぜひ図書館に積極的に声をかけてください。

 ところで、喜んで頂くものは本だけに限りません。先日こんなことがありました。自宅に伺ったところ、大変立派な個人ライブラリーだったのですが、既に図書館が所蔵している全集物などはお断りするしかなく、郷土資料となる単行本を中心に頂戴してきました。他に、その方が小坂鉄道の最後の一日を沿線各所で撮影した写真とネガがあり、ありがたく頂いてきました。こういうものが実は貴重な郷土資料になるのです。


貸出冊数を増やします


 普段の大館市立図書館各館の貸出冊数は、図書・雑誌が合わせて5冊まで、紙芝居が5冊までとなっています。中央図書館では、これを8月19日から31日までの期間、倍に増やします。返却期日も1週間延び、3週間借りられます。これは9月の第1週に、中央図書館が蔵書点検のため1週間閉館するためです。

 貸出冊数増は初めてのことではなく、昨年やはりこの時期に中央で、年末年始休館前の12月には全館で行っています。好評だったので、今年もまた実施することにしました。

 ところで、3週間でどのくらい本が読めるものでしょうか。

 実は私昨年末に、4館かける10冊で合計40冊借りてみました。その結果を元に言うと、普通の生活をしながらというのは無理、ただし目的や借りる本次第では可能、だと思います。全部絵本なら何の問題もありません。速読のできる人も。あるいは、勉強やレポート作成の参考資料として既読箇所を確認するだけというときも、特に問題ないでしょう。反面、じっくり読みたい本はつらいでしょうね。いずれにしろ自分の時間がたっぷりある方にしかお勧めできません。今回は4館合計で図書・雑誌が最大25冊、紙芝居は25巻借りられますが、ま、無理せず身に合った借り方をしてください。


7月13日


 先月13日、指揮者ロリン・マゼールが亡くなりました。1930年生まれの享年84歳。8歳でニューヨーク・フィルハーモニックを指揮してデビューしたという早熟の天才音楽家でした。ストコフスキーのように、この人いつまでも死なないんじゃないかと思わせる人だったのですが。

 7月13日といえば、ちょうど10年前、吉田秀和が「世界でいちばん優雅な指揮者」と評したカルロス・クライバーが亡くなった日でもあります。マゼールと同年生まれ。時代は変わる、という感慨を抱かせられます。合掌。

 夏の東北三大祭りが終わればもうすぐお盆です。暑い日が続きますが、皆さまお身体くれぐれもお大事に。(陽)